※前置きを飛ばしたい人は「短時間周回に必要なもの」の部分から読んでもらいたい。
前置き
ポケモンSVにおいて、オーガポンやガチグマ(アカツキ)などの特別なポケモンをゲットできるのは1つのセーブデータにつき1体だ。しかし、1台しかSwitchを持っていなかったとしても、サブのアカウント(いわゆるサブロム)を作成することで何体もゲットすることができる。
つまり、サブロムでストーリーを初めからクリアすることで再び特別なポケモンをゲットできるのだ。そのサブロムで得た特別なポケモンはポケモンホーム(後述)を利用してメインのアカウント(いわゆるメインロム)に送ることができる。
では、それなりに時間を要するのかというと、オーガポンやガチグマ(アカツキ)といった必ず1発で捕まえられるポケモンに関しては3時間ほどしかかからなった。なお、私はストーリー攻略を進めながら料理等別の事をしていたため、実際はもっと短く終わるだろう。
けれども、「伝説・幻ポケモンなんて1体だけで充分」「どうせすぐポケモンに飽きる」と言う人もいるかもしれない。たしかに、それらの考えも正しいと思う。だが、それらの考えを念頭においても、特殊なポケモンを複数入手するメリットは大いにあると思う。これから、それを記述する。
特殊なポケモンを複数入手する意味
対戦用に様々な形で育成できる
上記のサイトにも記載されている通り、今作で入手できる特殊ポケモンのガチグマ(アカツキ)にオーガポン、パオジアンやイーユイ等の四災(準伝説)はランクマッチで活躍している。しかし、当然ながら技構成や努力値の振り方などはそれぞれ個人差がある。
もちろん、特殊ポケモンを1体しか持っていなくても、当該ポケモンの技構成や努力値などを変更することで本来とは違ったタイプの強さを生み出すことができるが、その過程が少々面倒だ。それを省く為に予め様々な形で当該ポケモンを育成しておくのも良いと思う。
フォルムチェンジ(オーガポン)
前述した通り、オーガポンというポケモンは1つのセーブデータにつき1体しか手に入れることができない。しかし、同時に得られる3種類の仮面によって様々な姿にフォルムチェンジする。
つまり、通常の姿を含めたら4種のオーガポンが存在することになる。もちろん、強さも種類によって違う。1つのセーブデータで上画像のような4種のオーガポンをコレクションまたは対戦用に使いたいのなら、複数入手するべきだ。
おまけに、オーガポンはどの伝説ポケモンよりも比較的早くゲットできる。なお、追加DLCである「ゼロの秘宝」の購入は必須。税込で3500円。
オシャボ厳選
1体しか入手することができない特殊ポケモンを入れるボールに悩む者も少なくは無い(と思う...)。
仮にガチグマ(アカツキ)を捕まえるとしたら、どのボールでゲットするだろうか。必ずゲットできるということで、モンスターボールを投げるのも少し勿体無い気がする。そこで、どのボールでガチグマを捕まえるかにこだわるようになるだろう。
ムーンボール、ヘビーボール、サファリボール等々...。色々と似合いそうなボールがあるものの、その中から一つを選ばなければならない。しかし、サブロムでガチグマを複数入手をすることで、「ムーンボールに入ったガチグマ」「ヘビーボールに入ったガチグマ」といったように違ったボールに入ったガチグマを入手することができるのだ。
普段対戦をしている人はもちろん、観賞用にポケモンを集めている人にも嬉しい差分だと思う。なお、捕獲失敗の可能性がある特殊なポケモンに関しては「短時間」では終わらない可能性が高いということだけは注意したい。
違う言語
これを求める人はごく僅かしかいないとは思うが、外国籍の友人や恋人等のため、あるいはコレクションのために違う言語の特殊なポケモンをゲットしたいと思う人がいる。
現に、後述のスマホ版ポケモンホームのGTS交換では、どの言語のポケモンを入手したいかを選択できるほか、「ほかの言語の図鑑を埋めたいです」といった要望を出す人もいる。
そういった人とポケモンを交換(or譲渡)するために、違う言語で特殊ポケモンを捕まえることも良いだろう。
スマホ版ポケモンホームのGTS交換の素にできる
「ポケモンホーム」というアプリをスマホでインストールし、画面上の表示に従って操作をして会員登録(無料)またはログインをした後、GTS交換を行うことができる。
GTS交換とは、簡単に言うと世界中の人とポケモンを通信交換することができる機能のことだ。まず自分のポケモンと交換したいポケモンを希望し、専用のボックスに預ける。
後に、その交換希望に応じる相手ユーザーが現れ、相手ユーザーが「交換する」を選択すると預けたポケモンはそのまま同ユーザーの下に送られる代わりに、同ユーザーから希望したポケモンを手にいれることができる(主導権は交換希望に応じるユーザーである所がまた問題となるが...)。
詳しい説明は次の記事で行うが、こういった具合で自分のポケモンを素として欲しいポケモンをゲットすることができる(ただし、ダークライやアルセウスなど一部のポケモンは不可)。お見合いのようなものだ。
このGTS交換によって、自分が持ってない特殊ポケモンを入手することが可能となる。とはいえ、自分がゲットした特殊ポケモンを交換の素にするのはあまりお勧めしない。というのも、そんなことをしなくても「わらしべ長者」方式で簡単に特殊ポケモンを入手することが可能だからだ。
ただ、次回作の新伝説・幻ポケモンを交換する素にもなり得ることは留めて欲しい。
ポケモンホームにそのまま残せる。
今ポケモンSVに飽きたとしても、次の新作が発売されてまた遊びたくなった時に複数入手した特殊ポケモンを使用することができる。
上記のように、次回作の新伝説・幻ポケモンを交換する素にもなり得るので、その発売までにホームのボックスに居座って貰うのもまた良い。
プレゼントにできる
ポケモン好きの友人や恋人、兄弟姉妹、親戚、子供、孫などにささやかなプレゼントとして特別なポケモンを送ることができるのはメリットの一つだろう。お金もそんなかからないし。
自分からではなくても、例えば友人から余った色違いを貰ったときなどのお返しとして用意しておくこともできる。
以上が特殊なポケモンを複数体入手するメリットだ。たしかに、短時間とはいえ同じストーリーをやって更に特別なポケモンを捕まえるのは時間がかかる上、単純作業で面倒かもしれない。しかし、メリットも多く存在するのでオススメだ。
次に、周回に必要となるものを紹介する。
周回に必要なもの
サブアカウント(=サブロム)
ホームでポケモンSVの画面をAボタンで押し、下の画面のような表示になったら右の「丸に囲まれている+ボタン」を押す。そしたら、画面の表示に従って操作をすればアカウントを追加できる。
その後は、ホームでポケモンSVの画面を再びAボタンで押し、新アカウントを選ぶことで新しくポケモンを始めることができる。
ポケモンホーム『Pokémon HOME』
ニンテンドーeショップに「Pokémon HOME」というソフトがあるので、それを追加する。購入は無料で可能だが、プレミアムプランに加入すれば様々な機能がより便利になる。
ガチグマ(アカツキ)やテツノカシラ、テツノイワオをゲットしたいのなら、プレミアムプランに加入した方が時間短縮に繋がるが、加入しなくても入手は可能(ではあるものの支障はかなり生じてしまう...)。
「けいけんアメ」や「ふしぎなアメ」といった、レベルアップ用の道具
メインロムでゲットしたレベルの低いポケモンをポケモンホーム経由でサブロムに預け、同ポケモンをポケモンホーム経由でメインロムに戻して強くしてから、再びサブロムに預けるといった作業が必要になる。
というのも、ポケモンシリーズには「ジムバッジを8個全部集めなければ、レベル100でゲットしたポケモンはトレーナーの言うことを聞かない」というシステムが存在するからだ。そのため、最初にジムバッジ0個の状態でも言うことを聞く「レベル20以下のポケモンをゲットした状態」にしなければならない。
そして、レベル20以下のポケモンをゲットした後、同ポケモンを「育ててレベル100にする」ことによって言うことを聞くレベル100のポケモンを使えるようになる。
こうした作業のために、レベルアップ用の道具を用意する必要がある。星5・6レイドから集めた方が良い。
「ぎんのおうかん」、「タウリン・きんりょくのはね(リゾチウム・ちりょくのはね)」といった個体値・努力値アップの道具
ぎんのおうかんは、フリッジタウンのポケモンセンターの近くにいるサングラスの男に渡すことで周回に使うポケモンの攻撃(特攻)の個体値をきたえることができる。
また、タウリン・きんりょくのはね又はリゾチウム・ちりょくのはねは同ポケモンの努力値を振るために必要だ。個体値と努力値を最大にすることで全ての相手ポケモンをワンパンすることができる。
最大にする値はこうげき(とっこう)のみで充分なので、分量は、ぎんのおうかん1個、タウリン(リゾチウム)25個、きんりょくのはね(ちりょくのはね)2個がベスト。
性格を変えるための「いじっぱりミント(ひかえめミント)」
周回に使うポケモンの性格を変えることで、同ポケモンのこうげき(とっこう)を上げることができる。こうげきを上げるのなら「いじっぱりミント」を、とっこうを上げるのなら「ひかえめミント」を使用すれば良い。
捕獲要員
ストーリーを全クリしてミライドンまたはコライドン、その他クリア後の特別ポケモンをゲットしたい人はメインロムからドーブルやキノガッサを移した方が良い。作り方は以下を参照(ただし、ジムバッジ0個でゲットする場合でも移した方が良いだろう)。
ジムバッジ0個でともっこや四災をゲットする場合、レベル20以下で「とくせい:がんじょう」、かつ「でんじは」を覚えたコイルを用意した方が良い。「まひ」状態にすれば捕獲率が上がるからだ。
周回開始
周回を早く終えるためのおすすめ動画として、以下の動画を紹介する。
「ゆーつべ氏の動画(ゆーつべ【ポケモンを楽しむ人】 - YouTube)
動画で丁寧に周回方法を説明していて、とてもわかりやすかった。ゆーつべ氏はレベル100のカラミンゴで周回しており、自分もそれに倣った。
(※ここで周回方法をざっくり説明すると盗用になってしまうので、詳しいやり方は記載できません。申し訳ありません。)
下準備に少し手間がかかるが、オーガポンの入手だけであれば、順調なら2時間でいけるかもしれない。
また、ガチグマ(アカツキ)の入手も、ポケモンホームのプレミアムプランに加入していればそんなに時間がかからない。なぜなら、無料版のポケモンホームだと、ポケモンをホームに30体しか預けられない上に、1体ずつポケモンをホームおよびSVに移す必要があるのに対して、プレミアム版だと、ホームに6000匹ほど預けることができるほか、ボックスごとポケモンをホームおよびSVに移すことができるからだ。
ガチグマ(アカツキ)のイベントはキタカミ図鑑を150匹埋めなければ発生しないので、プレミアムの方が比較的早く入手できる。
だが、ジムバッジ0でも入手できるともっこや四災に関しては、ジムバッジ0の状態で捕まえるのに少々骨が折れる。ジムバッジを8個手にしないとレベル55以上のポケモンの捕獲率が上がらないからだ。私は、ジムバッジ0個でオーガポン・ガチグマ(アカツキ)・全ともっこ・全四災を捕まえるのに6時間かかった。
そのため、オーガポンやガチグマ以外の特別なポケモンをゲットするのは、ジムバッジを8個集めてからの方が早いかもしれない。また、特別なポケモンのオシャボ厳選をしたい人は絶対にジムバッジ8個を入手してから手に入れよう。
オシャボ厳選のために周回する場合じゃなくても、オーガポンやガチグマ以外の特別なポケモンはジムバッジ8個を獲得してからの方が良いと考える。
「ゆーつべ氏の動画(ゆーつべ【ポケモンを楽しむ人】 - YouTube)
この動画において、ジムバッジを短時間で集める方法をわかりやすく説明されている。私は、初めてのサブロム周回はこれを参考にして行ったが、1日かからずにストーリーを全クリできた。
捕獲方法
オーガポンやガチグマ(アカツキ)は、倒してしまえば必ず捕獲できるため心配ない。問題なのは、ともっこや四災の捕獲だ。図鑑登録をしたポケモンは捕獲しやすくなるそうなので、ジムバッジ0個で特別なポケモンを捕まえるのならメインロムのともっこや四災をサブロムに移して、図鑑登録をした方が良い。
以下は、私がどのように当該ポケモン達をゲットしたのかを紹介する(...が、かなり参考にならないと思う)。
マシマシラ
まず、レベルの低いコイル(とくせい:がんじょう)で「でんじは」を使った。そして、マシマシラを「まひ」にした。
コイルが倒れた後、レベル100のカラミンゴ(とくせい:きもったま、性格:いじっぱり、こうげきの個体値・努力値MAX)の「つばさでうつ」1回で、マシマシラのHPを赤ゲージまで削ることができた。ただし、乱数によっては耐えられないこともあったので注意。
後は、ひたすらボールを投げた。ジムバッジが0個であれば、安く買えるモンスターボールがおすすめ。私の場合は、10分ぐらいで捕まった。
イイネイヌ
マシマシラ同様、初手はコイルで「でんじは」を使い、「まひ」にした。
次に、カラミンゴの「つばさをうつ」ではHPを0にしてしまうので、メインロムの捕獲要員であるレベル100ドーブルの「ちきゅうなげ」で黄色ゲージまで削った。(ただし、ジムバッジ0個では当然ながらレベル100のドーブルは5回に4回ぐらいは言うことを聞かなかった)
後は、ボールを投げまくってゲット。
キチチギス
初手はコイルで「でんじは」。次はカラミンゴを出して「つばさをうつ」。黄色ゲージor赤ゲージになるぐらい削れた。
しかし、厄介なのはキチチギスがはねやすめで削ったHPを回復してきたことだ。回復後のHPが中途半端だった時はそのままボールを投げてしまって、回復してHPが満タンになった時は再びカラミンゴの「つばさをうつ」を使おう。
パオジアン
初手はコイルで「でんじは」。次にカラミンゴで「つばさをうつ」を使って赤ゲージまでHPを削れたが、たまにそれでHPを0にしてしまう時もあった。その時はリセット。
ディンルー
コイルの「でんじは」が効かないので、初手は前述のドーブルの「ちきゅうなげ」。あとはカラミンゴの「つばさをうつ」でじわじわとHPを削ってから、ボールを投げ続けた。
イーユイ
初手はコイルで「でんじは」。次にドーブルの「ちきゅうなげ」。あとはボールを投げ続けた。
チオンジェン
レベル100ドーブルの「ちきゅうなげ」をした後、ひたすらボールを投げた。
全員の捕獲に1時間程かかった様な気がするので、なかなか面倒。
まとめ
オーガポンをゲットするだけなら、ジムバッジ0の状態でも短時間(2〜3時間)で終えることができる。
また、ポケモンホームのプレミアムプランに加入していれば、ガチグマ(アカツキ)も短時間でゲットすることができる。
しかし、ともっこや四災はジムバッジ0個でも捕獲できるが、ジムバッジ8個集めてから捕獲した方が良いと思う。